ニート・ひきこもり

世間からみるニート像とギャップとお金

ぶた貯金箱 ニート・ひきこもり

それでも我は挑む

というわけで、先日バイトの面接に行って見事に一週間以上音沙汰が無い。

まあ、職歴見て「うわー…」って反応見た瞬間に、不採用は確定というのは分かっていたことなので、大したダメージは無いのですが、「うわー…」って思われた事それだけはなんかスッゴい腹立たしい。

こっちだって、そんな職歴に至るには様々があったんだよ、貴様に何が分かる…と気色ばんだところで、相手に分かるのはブランクだらけってことだけなんですが。

ニートとして過ごして思うのは、ただただ働くのが嫌でニートしてるひとなんてのは比較的レアケースなので、おおかたのニートは働けない己との葛藤がそれなりにあって、でも働くに至れない、そんなところじゃないかと。

それだけならば、いざ働いてみたらそれなりに仕事が成り立つ人材も、皆無じゃないと思うんですよ。
よっぽど仕事できない、使えないってひとはぶっちゃけ、大卒で普通に就職した正社員にだって居るってのが事実なので。

じゃあ何で面接先は渋るのかなぁってのは、まあ信頼と実績がないからなんでしょうか、それともニートは屑、みたいな社会的な先入観ゆえなのでしょうか。

実際に、ブランク長くてそこからイキナリ正社員に、なんてのは無理というのは私でもわかります。
新卒でようよう許されるような程度の、右も左もわからないような状態で、本来ならば教えなくても済むような年齢がポンと登場しても、周りも大変困りますし。

その相手先に求められるギャップが少ないという意味では、20代の方はまだチャンスがある。
今の時代なら、第二新卒とか、再チャレンジ事業とかありますしね。

問題は、30代からそれ以降の、社会で期待される状態とのギャップが非常に開いてしまったニートだったり、現役バリバリに働けない状態に陥ってしまったひと。

そういうひとは、本来なら社会的経験値で自分で判断できるような動作ひとつにも、配慮だったりが必要で、かつ先輩に教えを乞わなければいけない。

それは、余程就業先に余裕がなければ、酷く負債になってしまう。

企業というのは利益を求める集団ですから、リスクを負ってまでそんな博打みたいな人材は雇えないです。
うーん、つまりニートが敬遠されるのはそういう理由からなんだな。

(まあ、余裕がない中でリスキーな人材を雇うなんて、そんな肝っ玉な企業さんは逆に入ったら苦労させられてしまいますでしょうし。
そんな経営者はこちらにこそとんでもリスキー。)

ただ、そんなこと言ったらこの日本に居るという60万人のニートは、永久に職から溢れて社会の爪弾き状態でわないかと。

最近は就職支援の状況も、高齢化するひきこもりに対応できるよう、年齢幅を拡充するなど変化はしているようですが。

正直、このニートとかひきこもり、若年無業者ってのは『社会のはざまに堕ちた』ひとたちだと思うんです。

それこそ、彼らに「障害者」なり「難病者」なりの肩書きが付随されれば、様々な支援の手が授けられる。

けれども、別に障害があるわけでもないし、まったく動けない身体じゃない、それこそ「本人の努力だとか心の問題」なんて切り捨てられる。

それこそ、生活保護申請したら働くよう言われて突っ返されたとかそんな感じで。

でも、経済的にも心身的にも健康な状態ではないから、何かをするにも問題が生じる。

だから、経済も心身も健常なひと と 傷病状態が認められたひと との狭間ってわけです。法律や行政の保護の手から溢れてしまったという意味です。

現状の日本は、一度レールから溢れたら戻りにくい。
身体を壊して、一度レールから退避したひと然り、なんらかの理由でレールから外れざるを得なかったひと然り。

政府の調査結果を見ても、病症を理由に仕事に復帰できないひとが多くの割合で居るようで。

参照:平成29年版 子供・若者白書(全体版)|内閣府

自発的に修行僧のようにニート生活を送っているひとなんてレアケースです。

(いや、まったく居ないとは言いませんが。
実際、ネットでニートブログやってるひとなんかでは、俺は好きでやってるんだと声高に仰る方々もいることですし。)

ただ、多くのニート状態のひとは、やっぱり仕事に戻りたい、参加したい、と思いつつもできなくて苦しい気持ちで過ごしてるんじゃないかと。

でも、上記の求める人物像のギャップやニートへのイメージなどの理由からか、彼らは敬遠される。

まあ、世界全体的にとてもとても弱っているひとに手を差し伸べられるような状態じゃないしね。

現状の世界なんて、生き残りを懸けたサバイバルゲームみたいな、まさに戦場感溢れる雰囲気ありますよね。
本当にピリピリし過ぎて、センシティブなひとだとそれだけで参ってしまいますもん。

だからこそ、社会で求められる人材、生き残れる人材のハードルが上がる=そこに至れないひとは、社会不適合としてゲームから退場せざるを得ない。

そういう退場者への救済策は今のところない、上手な解決策が見当たらないってのが、現状なのかな。

とは言え、衣食住の分だけはお金を得ないと生きていかれないのですよね。

ひとまず、

「そこそこホワイトな優良企業で良いお給金を貰って、親からも自立した家計を持ち、先行きの見通しもできる状態」

のハードルを思いっきり下げて、

「親の脛をかじりつつも、とりあえずの衣食住は自分で賄えて、体力回復と、ちょこっとの脳味噌のゆとり時間を持てる状態」

を目指します。
一歩でも現状からは前進することを当面は目標に。

10年、ニートだったり完全無職だったりメンタル病んだりして、ひとつだけ、心の底から学んだこと。

『すべての源はお金』

心のゆとりを生むのも、時間を捻出するのも、体力を維持するのも、つくづくお金を対価に錬成しているのを実感してきました。

それこそ、人間同士の信頼関係も、お金ひとつで簡単に崩れる。
母親の浪費と借金で嫌というほど学びました。

(そう考えると、問題持ちの妻娘を持った父親の金銭的苦労が本当心苦しい。)

ニートしてるひとの生きづらさには、生育環境の問題とか、過去に受けた心の傷とかいろいろあります。

この世の中も、大変過酷で生きづらさに拍車をかける環境です。

ただ、いまはそれをさておいて、お金を稼ぐ、それだけに割り切って試行錯誤してみようかと。

とりあえず、しばらくは日雇い派遣の間口の広さの恩恵を受けつつ、固定のバイトを探しますよ、と。