ニート・ひきこもり

「働きたい」動き出すためのスモールステップアップ

ニート・ひきこもり

 

「働かなきゃとは思っている」
「でも、動き出すのが怖い、どうしたら良いかわからない」

 

ニート、もとい働きたくない、働くことが苦痛、という人たちのなかには、働いた経験もなく闇雲に恐怖心を抱いているケースで動き出せない、そんなひとも多いと思います。

私も、ろくに働いたこともない上に、学生時代に3日だけ居たバイト先での黒歴史のトラウマと、卒業後の働くことから離れている期間が長くて、働くことに対する恐怖心が増大してしまったケースで、いまの職場に居着くまで、えらい大変苦労しました。

 

それこそ、社会復帰までにはリハビリの期間が必要なんです。
精神的なADLを上げてくことが必要。
ADL、すなわち、傷ついて出来なくなってしまった状態から、「できること」を回復していく過程と言うか、出来なくなった、衰えてしまった部分を少しずつ段階踏んで回復していくことが大事だと思います。

なので、一足飛びの回復ではなく、ちょっとずつ、スモールステップがとても大事です。

今回は具体的な自分の経験をもとに、働くまでに踏んでおきたい段階を、ちょっと書いていきます。

社会とズレていく自己像とリハビリ

私が社会復帰の際に受けた洗礼

まずは現実に挫折する覚悟で挑もう

ニート期間がずるずると長引くにつれて、再出発しようとした時につくづく実感したことは、就業先の選択肢の幅がどんどん狭まってくることかと。


とは言え、25を越えたら正社員は難しいだとか、かつては言われたこともあったけれど、それでも今は売り手市場に少子高齢化で、二十代ならまだ門戸が開かれてると、個人的には思っています。


ただ、全くの何もしてなかった状態からの再出発は、ある程度福利厚生も整って、残業代も分単位で支払われる企業を望んだところで、相手が余程人手に困っている状態でもなければ、なかなか潜り込むのは難しいなというのは、事実だと実感として思うところ。

長くニートしていて、これからさて、社会に出ようかとひと頑張りしようと、そう思っているひとでも、まあ、理想通りの条件はまず通らないかと思います。

 

それこそ正社員職を希望して応募したものの、契約社員、派遣、と就業形態を妥協していき、結果として、アルバイトもようよう妥協しつくした先に決まる、というのが現実的でしょう。

(ちなみに、正社員至上で契約社員や派遣を下に見ているわけではなく、福利厚生や待遇の面の厚さとか、そういうのを比較した場合の妥協、です。)

 

もちろん、上手く希望通りの企業に潜り込める可能性も無きにしもあらずですが、少なくとも、自身で考えている自身の能力とつり合うと思っていた企業にはことごとくお断りされ、酷い挫折感にうちひしがれることは、ある程度覚悟していてから臨んだ方が良いのだな、とは実感として。

 

ひきこもってると、思ってる自己像が社会の評価と乖離していく

特に、それこそ大学はそれなりに名前の通ったところを卒業したひとなんかは、自分で思っている自己像が社会の評価と乖離していることが多々ありますので、結果を謙虚に受け止める姿勢は持っていたいもの。

往々にして、自分は出来ると思っていることが、実社会レベルでは全く役に立たないとか、実際に会社で使うには、他の経験値が必要になってくる、そんなことが実際に働きに出てみると、なんとも多い。

 

というのも、恥ずかしながら私がそんなだったもので。
二十代後半、職歴無しのときに、さて働こうかという気分になって。

PCのスキルはそこそこ持っているし、WEB関係の知識もそれなりにある。
事務系の職種なら、難なく通ると思っていました。

が、最初こそ、応募先を正社員職ばかり選んでいくも、これが全く通らない。

派遣会社に登録して、契約社員や派遣先を色々紹介してもらうも、これも通らず。

結局、アルバイトへの応募にシフトしつつも、それなりに条件の良いところはことごとく落ちました。

 

ようやく通ったのは、ブラックとまではいきませんが、上司が滅茶苦茶な職場で、どう考えても時間内に終わらないタスクを毎日命じてくるような場所。

なるほど、スタッフが定着しない理由がわかります。

他の職員も、ちょっと変わったひとばかりで、仕事もフォローしてもらえない。 

 

しかも、実際に働いてみて思ったのは、「PCのスキルがある」ことと、「スキルを使って業務をこなす」ことは、全くの別物。

どんなにスキルが高くても、「その職場で望まれている仕事」が上げられなければ、意味がないのだと実感しました。

 

社会復帰へのリハビリのスモールステップ

まずは実社会の解像度を上げていこう


長らく職に就いていないと、社会への解像度がどんどん低くなっていきます。

それこそ大変なスピードで時代が変化していく、そんな中で、実社会との距離があいてる時間が長くなるにつれて、浦島太郎のようにおいていかれてしまうのは、仕方ないこと。

 

私が実業務で困ったことも、仕事や社会への解像度の低さゆえに、常識がなさ過ぎることで、「出来て当然」ができなかった事でした。

 

まずは、自分の周辺だけでも、解像度を上げていくことが重要です。

それこそ、買い物に出て、物価高を実感するだけでも、商品の進化を実感するだけでも、視点が変わっていきます。

漫然と眺めていたものに、ちょっとした発見を見つけるだけでも、ものの見方がどんどん変化していく。

そうして、世の中の回り方や仕組み、そんなものを実感する、自分の視界を広げていくステップからでも、常識や経験値は積まれていくし、社会への解像度が上がっていきます。

 

働くことの「お試し」ならハロワ行ってみよう


就職情報を見るのも、社会的解像度が上がる良い手段です。

というか、どんな会社があるのか、就職先を絞り込む前に色々見ていくのも手かと。

あと、ハロワではいま業界マナーのセミナーや、職場お試し会みたいのを実施しているところも、見かけます。

ハロワに行くのが怖いなら、サポステへ通ってみるのもひとつ。マナー講習とか、コミュニケーション訓練にもってこいです。
家に居るきりよりは、気づきも刺激も貰えます。
結構、「行ったけど、何も変わらなかったよ」って意見もニートブログなんかでは散見されますが、大きな変化よりも、「今後の課題の発掘」「何がいま必要かの確認」が出来るのがあります。

それをもとに、また小さな課題消化から始めていくのです。

こういった所を利用するなら、経験値稼ぎと思って、自分から取り組んでいけると良し。

コツは、「自分からすすんでやる」です。

 

なんとなく「働く」がわかってきたら


ハロワも、サポステも、情報をくれるところです。

そこで得た情報をフルに利用して、まずはアルバイトしてみよう。

それこそ、人手不足の業種しかないかもしれません。

ただ、家に引きこもって居た頃よりは、ずっと手札が増えた状態です。その状態で、まずはアルバイトに応募して、飛び込んでみましょう。

とりあえず、飛び込んでしまうのも一つの手です。
「なんとかなれー」ってヤツです。
存外、死ななければ大丈夫くらいの気持ちなら、何でも出来ちゃう可能性もあったりして。

あとは、社会に必要なアレソレは、職場で十分に知識と経験を得られます。

そこで挫折してしまったら、「しゃーない、もう一回」と、スモールステップから始めていきましょう。
正直、始めたあなたは何もしなかった頃より、ずっと変わっています。
ちょっとの変化も、気づいていく、そこを目指していけたら最高。

 

その上で、

あくまでも、自分が正社員で働きたいのか

派遣社員もあるかも、なのか

アルバイトでもいい感じかも、なのか

見極めてみるのもひとつです。

正直、いまのご時世、正社員至上主義はあまり意味をなさないと思うので。

 

それでも、ゼロの状態から、選択肢を持てる状態まで行けた、それだけでも素晴らしいのではないでしょうか。

 

おわりに

ここまで偉そうに書いていて
「でも私自身はパートでキャリア止まってるんだよなぁ」
とは思っています。自覚ありますよ。

ただね、朝きちんと起きれるなら、それだけでこの国は、就職強者です。ついでに週5通える体力があれば最高。

それができないんですよねぇーーーーーーー。

だから、いまもなおパートで居着いているのです。

 

それでも、私自身やってきたスモールステップは、働く上で無駄じゃないと思っているので、書いておく。

ちょっとずつで良いんですよ。

食い扶持の続くうちは。

 

ちょこっとでも、私の経験が、どこかのあなたに役立てれば幸いです。